長野名物「おやき」
2000.10.2
野沢菜と並んで、すっかり全国区となった感のある「おやき」ですが、もともと米のとれない山間部の地区の日常食でした。それぞれの家のそれぞれの作り方があり、よそのお宅のおやきを頂くのは本当に楽しく、勉強にもなります。 今日は私も入れていただいている生活改善グループで講習会をして下さるというので、画像もじっくり撮れるので参加してみました。 しかし、おやきに決まった分量というのはなく、そのお宅の”適当”という分量なんです。だから、その家の味なんですね。 |
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7 あればしその葉を混ぜると風味もアップしておいしかったです。他ににんにくをすりおろして入れる方もいらっしゃいます。 |
8 切った丸ナスに味噌をはさみます。 (味噌が残ったら、なすを拍子きりしてフライパンでいため、みそと炒めあわせると長野では「あぶらみそ」と言って、夏の料理の定番です。) |
9 なすが包めるほどの量の皮を、丸くのばしてつつんでいきます。手に油か水をつけながらやると粉がつきにくいです。 |
10 なすはかたいものなので、具の中でも一番つつみやすいです。穴があいても、つけたせばいいです。 |
これは、キャベツとにらを千切りして味噌と砂糖と油で混ぜたもの。初心者はちょっとつつむのがむずかしいかも・・・ |
11 フライパンに油をしき、両面かるく焼きます。 |
12 蒸し器に並べて、30分ほど蒸します。フライパンで焼いてから入れるとこのように沢山入れられます。 |
夏はみょうがの葉があればこうやって一方を包み |
もう一方を包みます。 |
そうすると油で焼かなくても沢山入れられます。熊笹の葉があれば、かおりもいいし、おいしいです。 |
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丸ナスのおやき |
キャベツとにらのおやき |
ナスも長野市の平らの辺の方は輪切りですが、山間部に行くとこまかく刻んで味噌と混ぜていますし、中に入れる具はそれこそいろんなものがあります。その時期にとれる野菜とみそと砂糖とサラダ油があれば出来るのでお金もそうかからないし、これで夕飯になってしまいますよ。 |