長野の冬支度
11月下旬から12月の声をきくようになると、こちらの人たちの話は決まって、「今年のお菜の出来は?」から始まり、日にちが経つと「もうお菜洗った?」になります。冬の間になくてはならない野沢菜漬けのことです。

なにはともあれ、綺麗に洗わなくてはなりません(^^)
おおかたの汚れを落として、もう一度すすぎます。


水切りのために、台に並べます。

 


塩は必ず使いますが、あとの調味料はその家それぞれ工夫をこらしたものです。

一段載せて、調味料をふり、お菜の向きを変えながら、次の段・・・と重ねていきます。
おけからはみ出してしまったけれど、重石を載せれば次の日にはかさも減ってしまいます。 年末の気ぜわしい時期、漬けてしまえば、一安心。冬の間テーブルを彩ってくれます。
昔は、本当に沢山洗ったものでした。薄塩になったり、調味料も変わったけれど、やっぱり長野の冬は野沢菜漬けがないと始まりません。よそのお宅におじゃました時には野沢菜談義が始まります。心の中では我が家のが一番とみなさん思っているのでしょう。
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